パグ



パグ大好き.com>中毒とアレルギー


どんな犬種でもそうですが、特にパグの大きな瞳にじっと見つめられると、ついついおねだりに負けておやつを与えたくなってしまいますよね。そのとき犬のおやつがあればそれをあげればよいのですが、手元に無いときは人の食べ物をあげたくなってしまう人もいるでしょう。しかし人も犬も同じ動物だから、人が食べて大丈夫なものは犬だって大丈夫!と一概には言えないのです。

人も犬も動物ですが、実は身体に必要な栄養の量には随分違いがあります。人間の必須アミノ酸は9種類であるのに対し、犬の場合はそれにアルギニンというアミノ酸を加えた10種類になります。犬や猫は体内でビタミンCを合成できるのに対し、人は合成できないため食事から摂取しなければなりません。その他、人は発汗によって塩分を体外に排出できるのに対し、犬は体表に汗腺がほとんどなく塩分を体外に排出しにくいなどといった差もあります。

また、犬は人間が食べても問題のない食材で中毒やアレルギーを起こすことがあるのです。

中毒を起こす有名な食材は「たまねぎ」です。これはたまねぎだけに限ったことではなく、長ネギ、にんにく、ニラなどに含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が原因になる中毒です。アリルプロピルジスルファイドは加熱しても変化せず、煮汁にふくまれることもあります。犬がこの成分を摂取すると血液中の赤血球の膜が溶解し、急性の貧血や血色素尿を排出します。重篤な場合死んでしまうこともあるので、食べたと思ったらすぐ吐かせます。食べてすぐ発症するのではなく、数時間から数日置いて発症することがあり原因に気がつきにくいこともあるので注意が必要です。僅かな量であれば問題ありませんが、小型犬の場合は大型犬より少ない量で発症するので気をつけてください。

次に良く聞くのが「チョコレート」による中毒です。チョコレートにはテオブロミンという成分が含まれています。犬は人に比べてこのテオブロミンを代謝するのが遅く、体内に長く留まってしまうことで毒性を示すといわれています。犬がチョコレートを多量に摂取すると、嘔吐や下痢から始まり、不整脈や発熱から筋肉の痙攣発作を起こします。下痢が続いて脱水を起こすこともあります。テオブロミンの体重1sあたりの致死量は200〜500r程度で、チョコレートを40g食べてしまうと大変危険な状態になります。犬は甘みに対する欲求が強いため、チョコレートもがつがつと食べてしまいます。犬の食べることの出来ないところへ置いておきましょう。万が一チョコレートを多量に食べてしまった場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。あとはタコやイカなどの食材も与えてはいけません。生卵の卵白部分などは皮膚疾患の原因になることもありますし、牛乳も下痢をすることがあるので注意が必要です。

最近は犬も食物性アレルギーで湿疹ができる子が多いようです。
ビーフやチキンよりラムの方がアレルギーが出にくいようですが、これも体調と良く見合わせて与えるようにしましょう。
パグについて





1


Copyright (C) パグ大好き.com All rights reserved 利用規約運営企業相互リンク募集