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パグ大好き.com>成犬の食べ物と栄養


子犬から成犬になったら、徐々に成犬用フードに切り替えます。子犬用の高栄養フードのままでは、エネルギーの必要量や栄養素の必要量が異なってしまうため、肥満や栄養素の過剰摂取の原因となってしまいます。小型犬の場合は一歳くらいから、大型犬の場合は一歳半から二歳くらいから成犬として考えて、フードを切り替えていきましょう。この切り替えも新しいフードを少しずつ混ぜていき、徐々に変えていくのが良いでしょう。

さて犬が一日に必要とするエネルギーの総量は、個体の大きさや年齢によって異なります。大型になればなるほど必要エネルギーも多くなります。しかし小型の犬は大きさの割に運動量が大きいため、必要なエネルギー量も多くなるので注意が必要です。避妊や去勢の手術の有無によっても必要エネルギー量が異なります。一例ですが、体重が7kg程度のパグの場合、避妊をしていたとすると一日に約400キロカロリー必要になる計算です。このエネルギー量からドッグフードの量を計算し、それを二回に分けて与えましょう。

ドッグフードを選ぶ際には、裏面などに印刷されている成分表示を確認します。どのような栄養素がどのくらいの含有量なのかを確認することができますが、その中でも「代謝エネルギー(ME)」と記載されているところは大切です。これが高い数値の場合グラム当たりのエネルギー効率がよく、活動的な犬にとって良いフードといえるでしょう。タンパク質の量や種類、脂肪の量やその他ミネラルなども明記されているので、気になる人はフードのパッケージを良くみてください。

また、最近は犬もアレルギー体質の子が増えてきています。食事によるアレルギーはその原因がフードのタンパク質であることも多く、何の種類の動物性タンパク質が用いられているかをチェックすると良いでしょう。ビーフ、チキンのほかにはラム、サカナが主原料になっているものがあります。体質に合わせたフードを選んであげましょう。

昔ながらの考え方で、成犬になると食事の回数を1回にする人もいますがこれも少し考え物です。確かに犬は食いだめのできる動物ですが、食事そのものに対する「楽しみ」を少なくするのはかわいそうです。また犬によってはあわててガツガツと食べてしまい、それと同時に空気をいっしょに飲み込んでしまう子もいます。その結果、しゃっくりや胃拡張を起こすこともあるので、1日2回与えることをおすすめします。

また散歩や運動などで犬が活発になってくる時期でもありますが、人間同様に食後すぐの運動は避けましょう。食事をしてすぐ運動をすると胃拡張や胃捻転などの原因になります。胃捻転はねじれた部位によってすぐにおなかにガスがたまり、またたく間に重篤な症状に陥ってしまい命の危険にさらされることもあります。

また食事中に邪魔をするのもいけません。信頼関係が築けていなければ犬の攻撃性が助長される可能性もありますし、犬があわてて食べざるを得ないような状況になることで先述の胃捻転などの危険が増大します。落ち着いて食事ができる環境を作ってあげましょう。

室内飼いのパグは肥満になりやすいため、傾向がある犬は低カロリーで食物繊維を多く含んだダイエットフードを与えていきます。
また、常に新鮮な水があるように、容器を満たしておいてあげましょう。
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