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パグ大好き.com>子犬によくみられる病気


かわいい子犬を迎えたら、家族としてかわいがり健康に育てたいですよね。しかしパグに限らずどの犬種にも共通することになりますが、子犬は免疫力が低く病気になりやすいものです。ペットショップやブリーダーから購入し、家に連れて帰ってくる道中で、その環境の急激な変化によるストレスで体調を崩すことさえあります。移動はなるべく短時間に、家に連れ帰った後数日は静かな環境で慣れさせる、ということを注意してあげましょう。また生後三ヶ月をすぎてワクチンによる免疫が確立するまでは、病気にさせない環境づくりと心身のケアをしてあげてください。

さて、様々な病気のうち、免疫が低い子犬のうちに感染すると危険な症状を示すのが、犬パルボウイルス感染症や犬コロナウイルス感染症、パラインフルエンザなどです。子犬は元気に遊ぶものですが、元気がなくなったり急に食欲が落ちたりしたら危険信号です。発熱や下痢、嘔吐などの症状がでたら、速やかに獣医師を受診しましょう。また犬ジステンパーも非常に危険な病気ですので、予防のために近隣地域の感染情報を獣医師に確認してもいいでしょう。これらの病気は自分の愛犬に感染させないためにも、また周囲の動物に感染させないためにも、一年に一回ワクチンを接種して予防に努めましょう。

またウイルスや細菌の感染以外にも、子犬の場合は注意しなければならない症状があります。特に低月齢(生後三ヶ月から四ヶ月くらい)の子犬全般に注意が必要なのが、低血糖症です。

月齢が低いうちの子犬のフードの与え方は、一日三回から四回ほどです。これは子犬の胃袋が小さく一度に大量の食料を食べられないためです。子犬は身体がまだ未発達で、少量の食べ物しか入らない胃と更に少量ずつしか栄養を吸収できない腸管で一生懸命栄養をとりこもうとしています。また子犬のうちは体内に筋肉が少なく、摂取した栄養(糖分)を貯蔵しておくことができません。そのため食事の回数を減らすと、空腹状態が続き血液中の糖分が慢性的に不足する状態になります。これが低血糖で、重篤な場合は痙攣を起こして死に至る危険なものです。

動物の脳のエネルギーは糖分だけですし、成長期は特に大量のエネルギーが必要です。また冬場の寒い時期は更に多くのエネルギーが必要なため、食事の量や回数にはあたたかい時期以上に気を使う必要があります。

またこの低血糖は食事の回数が少なかったときだけでなく、下痢や嘔吐が続いたときにも起こります。食べた食事を吐いてしまったり、満足に栄養を吸収しないうちに下痢で排出してしまったりすると、やはり血糖が低下します。

万が一低血糖を起こしてしまい、痙攣や発作のような症状が出た場合は、応急処置として砂糖水やスポーツ飲料水を飲ませましょう。糖分はその他の栄養素より速やかに体内へ吸収されるため、緊急の場合の血糖回復に役立ちます。スポーツ飲料水はその他のミネラルや電解質も含むため更に吸収が速いのでオススメです。
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