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パグ大好き.com>病気になったら


引き取った子犬がすくすくと育ち、一緒に遊べるようになると毎日が楽しくなってくるものです。家に帰れば千切れんばかりに尻尾を振って喜びを表し、おもちゃを持ってきて遊ぼうと誘ってきてみたり、おやつをかわいくおねだりしてみたり、かと思うと物凄い寝相でいびきをかいて寝ていたり、と見ていて飽きることがありません。しかしこれらは全て、愛犬が健康であってこそです。日々の食事や運動、グルーミングで健康管理をしっかりしていきましょう。

しかし犬も人と同じく生き物ですから、どんなに気をつけていても体調を崩すことがあります。人は具合が悪ければ、どこがつらい、どのように不調だと伝えることが出来ますが、犬はしゃべれないのでどこが苦しいかなどは外見からは分かりません。食欲や元気、散歩や遊びの意欲、排便・排尿の様子などを日頃からよく見て、いつもとちょっと違うなと気がつくことが大切です。また犬はとても我慢強い動物ですから、ちょっと位の身体の不調くらいなら表に出さないのです。その犬が苦しそうな素振りを見せたら、それは相当苦しいのだと考えなければいけません。毎日のふれあいで犬の様子をよく観察し、異常があればすぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。近年増加している犬のガンについても、早期に発見できればそれだけ命の危険も少なくなります。

さて日頃元気な犬でも体調を崩したら、その病状に適した生活習慣に切り替える必要があります。パグによく見られる鼻腔狭窄があるようなら、興奮させすぎないようにしたりあまり激しい運動をさせないようにしたりしますし、アレルギーや内蔵の疾患があるようなら食事を切り替えたりしていきます。

治療のために用いられる食事を「療法食」「処方食」といいます。人の場合も糖尿病や腎臓病などで食事療法が取り入れられることがありますね。犬の場合も同様で、栄養素の配分やエネルギー量を調節して、身体の中から病気に対してアプローチをしていく方法です。手作りで行う場合もありますし、動物病院で処方されるタイプの市販フードで行う場合もあります。

食物アレルギーの場合はアレルゲンとなる食材を除去します。タンパク質によるアレルギーが多く、なかなか皮膚炎が治まらないときはフードのタンパク質の原料を見直してみてもいいかもしれません。

消化器系の疾患の場合、消化が良いタンパク質を豊富に含んだ低脂肪食になります。タンパク質はもともと消化に時間がかかるものなのですが、これを消化の良いものに切り替えると胃腸の負担が軽減され、効率よくエネルギー源の摂取ができます。下痢や嘔吐が続くと体内のビタミンやミネラルも外部に流出してしまうため、これらもバランスよく含む食事にします。

腎臓の疾患の場合、タンパク質の取りすぎは危険です。体重に応じた必要タンパク質の量を計算し、それ以上のタンパク質をとらないように制限して腎臓の負担を軽減します。また塩分やリンの摂取も制限します。食物繊維を豊富に含む食材を積極的にとり、血液中の老廃物を取り除く食事が有効です。

いずれにせよ素人判断はせず、獣医師とよく相談の上で実施しましょう。大切なのは動物の様子をよく観察し、問診の際にきちんと答えられるようにしておくことです。
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